北海道に広く分布する泥炭性軟弱地盤は、極めて脆弱なため、そこに施工する基礎は大規模になることが多く、極端な場合には構造物基礎の設計が成立しないケースもあります。
そこで、(独)土木研究所寒地土木研究所は、泥炭性軟弱地盤に経済的な構造物を建設するための基礎の補助工法として、杭に地盤改良を併用する複合地盤杭基礎を研究開発しました。複合地盤杭基礎を採用した場合の建設コスト縮減率は、これまでの実績によれば従来の基礎構造に対して平均30%程度です。
ただし、複合地盤杭基礎は新たな手法であるため、現行では明確な設計基準が存在しないことから、要求性能を定め設計施工法を要領化する必要がありました。そのため、産・学・官の基礎工学の有識者をメンバーとする「北海道における複合地盤杭基礎の設計施工法に関する技術検討委員会」を発足し、一連の検討により実務者のための「北海道における複合地盤杭基礎の設計施工法に関するガイドライン」を作成いたしました。
本サイトは「北海道における複合地盤杭基礎の設計施工法に関するガイドライン」に関する情報を発信するサイトです。
ガイドラインは「印刷製本版」と「PDF版」があります。
ガイドライン印刷製本版(オンデマンド製本)が必要な方は、以下の入手先より手続きしてください。
ガイドラインPDF版が必要な方は、以下のページよりアンケートに御回答ください。無償でダウンロードしていただけます。
本ガイドライン策定に当たり、産・学・官の基礎工学の有識者をメンバーとする「北海道における複合地盤杭基礎の設計施工法に関する技術検討委員会」において、検討を行いました。