「基礎構造物に関する技術伝承講習会」開催案内土質基礎研究室では、11月11日(金)に「基礎構造物に関する技術伝承講習会」を開催します。 北海道の橋梁の設計施工においては、積雪寒冷地に位置していることから、雪荷重、鋼種の選定、溶接施工の問題、また、北海道特有の泥炭性軟弱地盤、釧路沖地震・北海道南西沖地震・十勝沖地震に見られる巨大地震に対応すべき地域条件を加味し、検討が行われてきました。このうち軟弱地盤における杭基礎の設計法に関しては、北海道独自の展開が見られました。新工法を積極的に取り入れ、杭基礎とケーソン基礎の中間的な鋼管矢板基礎のように全国に先鞭をつけたものもあります。 北海道開発土木研究所では、北海道に広く分布する泥炭性軟弱地盤、山岳地における軟岩や風化速度の極めて早い岩盤などにおける合理的な基礎の設計施工の研究課題に取り組んできました。現在は、改良地盤中に施工する杭基礎の設計法などコスト縮減に大きく寄与する研究に取り組んでいます。 今回、北海道における基礎構造物の発展を基本に立ち返って学び、その対策工法に関する技術を伝承するため、北海道開発局および当研究所で実務や研究に取り組んだお二方を講師としてお迎えするとともに、当研究室から最近の話題を報告します。
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