「第13回 土と基礎に関する若手勉強会」を開催しました


寒地地盤チームでは、9月27日(水)に「第13回土と基礎に関する若手勉強会」を開催しました。今年は『盛土構造』を基本テーマとして北海道開発局の各開発建設部の若手技術者23名が参加し、活発な議論が行われました。

この勉強会は、当チームから一方的に土と基礎に関する講習を行うものではありません。各開発建設部から推薦を受けた若手技術者が工事全般において日頃抱いている素朴な疑問や具体的な事例を話題としてあげてもらいます。その話題に対し、参加者の間で「自分の現場はこうしている。」「過去の現場ではこうした。」また、「このような失敗をした」「こうすればもっと良くなるのでは?」というような苦労や工夫について意見交換するものです。まさに勉強会といえます。

本勉強会の目的は次の3項目です。

  1. 若手技術者の技術力向上
  2. プレゼンテーション能力の向上
  3. 若手技術者間および寒地地盤チームとの交流、情報の共有化

昨年から、優れた発表を行った発表者を表彰することにしました。これは、発表の分かり易さや質疑に対する応答などを審査し、今後の発表技術の向上につながることを期待するものです。表彰者は以下のとおりです。

○最優秀賞(1名)

釧路開発建設部 釧路道路事務所 富田 旭
「補強土壁工法の冬期施工における対策について」

○優秀賞(2名)

小樽開発建設部 小樽道路事務所 児玉 善仁
「補強土壁(多数アンカー)と補強盛土(ジオテキスタイル)の併用について」

網走開発建設部 北見道路事務所 小野 晋也
「岩ズリによる盛土管理および補強土壁について」

今回の勉強会を機会に寒地地盤チームの研究業務に興味を持っていただくとともに、普段の業務の問題解決のお役に立つことがあれば幸いです。来年度の参加をお待ちしております。



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