■カテゴリー（住宅被害）

(7)札幌市清田区美しが丘

　今回の地震で、この地域は液状化現象が確認された。
　この地域は火山灰で埋め立てられた地盤であり、液状化は発生しにくいとされていたが、今回、液状化が原因とされる土砂の噴出がいくつか確認された。
　その他、地盤の沈下で家屋や電柱の傾き、道路の変形や破損等の被害が出ている。

	（道路と周辺家屋の被害状況）・道路が大きく沈下している。・地盤の変形により家が傾いており、塀の壁もひび割れている。
	（歩道と縁石の被害状況）・道路の変形により縁石が破損している。・電柱の根本から液状化による土砂の噴出跡が見られる。
	（液状化発生後の状況）・沈下した道路沿い空き地で2カ所の液状化による土砂の噴出痕見られ、噴出した土砂が空き地に広がっている。

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（現場で採取した噴砂の粒度分布）
・上図は液状化による噴砂を採取して、粒度試験を行った結果である。
　粒径が広範囲にわたって分布しており、「粒度分布の良い土」であることがわかる。

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