平成15年十勝沖地震 現地調査報告(速報)

道路の被害状況

北海道開発土木研究所 土質基礎研究室


 当研究室では、被害状況の把握および今後の復旧作業の技術支援に資する目的で、現地調査を実施しました。

 調査の概要は以下の通りです。

日 程: 9月26日(金)〜29日(月)
場 所: 日高(えりも)、帯広、釧路方面
調査者: 江川拓也研究員(当所構造研究室との合同調査)
目 的: 道路などの被害調査


日 程: 9月26日(金)
場 所: 札幌市清田区
調査者: 松田正大研究員
目 的: 液状化調査


日 程: 9月29日(月)〜10月1日(水)
場 所: 帯広方面
調査者: 西本聡室長、佐藤厚子主任研究員、林宏親主任研究員、渡邉栄司研究員
目 的: 道路の被害調査


 被害のほとんどは、盛土区間、とりわけ沢地形や湿地部での盛土区間に多く発生した。
 橋梁の背面や横断管などの埋戻し部分の多くは沈下が発生した。
 盛土の基盤周辺などに液状化の痕跡(噴砂)がみられる箇所もあった。

 主な調査箇所は以下の通りです。

(1)一般国道38号 豊頃町佐々田

(2)主要地方道帯広浦幌線 豊頃町佐々田

(3)一般国道336号 大樹町当緑〜豊頃町長節間

(4)一般道道大津長節線 豊頃町長節

(5)一般国道38号 音別町直別

(6)一般国道44号 厚岸町上尾幌

(7)札幌市清田区 美しが丘


※本報告は、当研究室の責任において作成しました。他機関へのお問い合わせはなさらないようにお願いします。
※本報告の内容を、無断で転載しないでください。
※調査の実施にあたって、国土交通省北海道開発局および北海道開発土木研究所構造研究室の関係各位には、ご協力を頂きました。厚くお礼申し上げます。

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