「泥炭性軟弱地盤対策工マニュアル技術セミナー」を開催しました

平成23年6月から7月にかけて「泥炭性軟弱地盤対策工マニュアル技術セミナー」を全道の4箇所で計5回開催しました。このセミナーは、今年の3月に改訂した「泥炭性軟弱地盤対策工マニュアル」の改訂のポイントを中心にわかりやすく解説したものです。

本マニュアルは、現在までに得られた多くの経験と最新の研究成果を整理し、泥炭性軟弱地盤上に道路などを建設・維持管理する際に必要な調査・設計・施工の標準的な考え方をとりまとめたものです。沈下予測が難しいといわれている泥炭性軟弱地盤に対して、簡便で精度の高い独自の予測法をとり入れている点などが、本マニュアルの特徴です。

今回の改訂において、FEM変形解析に用いる土質パラメータの決定法や地震時の検討法など新たな調査・設計技術を盛り込むとともに、真空圧密工法など設計法・施工管理法に進展があった対策工法に関する知見を取り入れるなど、内容の充実を図っています。

セミナーのプログラム、開催地と参加人数は以下のとおりでした。

プログラム

改訂の要点
西本上席研究員
調査・設計
林主任研究員
対策工(圧密促進工法)
林主任研究員
対策工(固結工法など)
橋本研究員
質疑

各開催地の参加人数

6月24日 寒地土木研究所講堂 107名
7月11日 寒地土木研究所講堂 112名
7月14日 釧路地方合同庁舎会議室 124名
7月19日 旭川地方合同庁舎会議室 88名
7月21日 函館開発建設部会議室 41名
計472名

本マニュアルは、既に国土交通省北海道開発局の準拠する技術基準のひとつに採用されており、泥炭性軟弱地盤に関わる技術者には、必携の書となっています。今後も、実務者に有益な技術マニュアルとして活用されることが期待されます。

札幌会場

釧路会場

旭川会場

函館会場


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