北海道における不良土対策マニュアル

北海道における不良土対策マニュアル(平成25年改訂版)について

北海道における不良土対策マニュアル(案)(昭和60年版)は、北海道に分布する土砂のうち自然含水比状態で盛土に使用することが困難な材料を有効利用するための手引き書として、1985年に北海道開発局の技術職員向けに発刊されました。 このたび、発刊から約30年が経過し、関係の皆様のご協力により、改訂版を発刊することができました。

今回の改訂では、主に次の項目を掲載しました。

  1. 固化材による改良土の品質管理方法として衝撃加速度試験による方法に関すること
  2. 生石灰以外の固化材により改良した材料について六価クロムの溶出基準が適用されましたのでこの基準に関すること
  3. 現場からの相談が多い酸性硫酸塩土壌に関すること
  4. 固化材による改良方法として、固化破砕土に関すること
  5. 固化材により改良した材料の凍上性および低温養生での強度発現や、今後の研究によって実用化が可能な工法に関すること

などです。

なお、この改訂では、印刷物としての発刊ではなく、ホームページからダウンロードできる方法で発刊します。このため、新しい技術が開発されれば、随時更新したいと考えています。

引き続き、本マニュアルが不良土対策に関わる技術者の皆様に有益な技術マニュアルとして役立ち、ますます広く活用していただきますことを期待しております。

マニュアル(平成25年改訂)PDF版ダウンロード

[ダウンロードページ](PDF:約3MB)

国立研究開発法人土木研究所  寒地土木研究所  寒地地盤チーム